PFA製品の滅菌方法(オートクレーブ例)
ご注意
サビレックスPFA製品は世界各国の数千の研究室においてあらゆる用途で利用されていますが、ご購入されたPFA製品の初回使用時、または使用後の滅菌方法は、研究室や用途によって異なります。
下記方法はサビレックス製品の一般的なオートクレーブ滅菌方法となります。あくまでも洗浄方法の一つとして参照願います。
【お気を付けください】
・容器類は蓋を外してください
・ブラシや研磨剤等、傷つきやすい物は使用しないでください。細かな傷はコンタミネーションや微量元素残留の原因となります。
・直射日光が当たる場所、空調設備の影響が大きい場所などに置かないでください。
PFA製品の滅菌方法(オートクレーブ)
- 超純水で念入りに洗い流します。
- オートクレーブ装置にセットします(※容器類は蓋を外してください)。
- 121℃で90分間オートクレーブに掛けます。
オートクレーブの他にも、ガンマ線および電子線を除く滅菌方法に対応しています。
サビレックス社のPFA製品は、世界最大の半導体製造国のアメリカでの評価も高く、すべてバージンPFA樹脂で製造されるなど、各社PFA製品の中でも樹脂からの金属溶出が極めて少ないPFA製品ブランドとして流通し、半導体、地球化学分野、医薬品をはじめ高純度分析を要する各種品質向上に貢献するPFA製品を提供しています。
- ボトル
極めて質が高いボトルです。独自のフッ素樹脂成形技術により、歪みがない容器捻子部と捻子蓋による高い気密性を実現し、薬液の安全な保管を促進します。注出口に窪みが一切ないため薬液の残液ロスもございません。 - ジャー
高純度薬液のサンプル保管をはじめ、不純物の溶出がない高純度保存が求められる用途に使用されます。肉厚構造、完全一体成形、角のない内面加工など、最大2Lまでサイズがある広口容器です。 - バイアル
高純度のPFAレジンから製造されたPFA小型容器で、半導体産業でのトレーサビリティ用の薬液保存や、ICP-MSの前処理分解など、極めて高い純度が求められる用途に使用されています。 - PFA分解容器
ICP微量元素分析のマイクロウェーブなどでの前処理分解用に設計されています。耐圧のため捻子がのこ歯状に成型されており、マイクロウェーブオーブン内に直接入れることができます。 - 酸浄化システム
非沸騰式蒸留により1ppbグレードの酸を10pptグレードに高純度化する自動精製装置です。ヒーター内蔵式で接液部は全てPFAで成型され、蒸留された酸は直接回収ボトルに流入するため不純物の混入を回避できます。 - PFAコーティングホットプレート
熱伝導性が高く粒子が細かいグラファイト天板の表面をPFAでコーティングしています。本体には熱源を多く配置するなど、温度分布性と純度を追求し、極めて均一で汚染のない試料分解が要求される微量元素分析の前処理用ホットプレートです。